定期大会・通常総会が行われました

定期大会・通常総会が行われました

~昨今の事態を憂慮し、異例の「事務局長所感」を発表~

 12月6日(月)、選手会は大阪市内のホテルで、組合定期大会および一般社団法人通常総会を実施しました。
今回の大会では、労働組合の会長が炭谷銀仁朗選手(楽天)から、曾澤翼選手(広島)へ、また野球振興や社会貢献を司る一般社団法人の理事長が松田宣浩選手(ソフトバンク)から丸佳浩選手(巨人)へと引き継がれましたが、この大会で最も焦点となったのは、このオフに立て続けに起こっている契約更改に関するトラブルと、その根本的原因となる現在のプロ野球選手の保留制度についての協議です。

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 大会にあたっては、事態を看過できないとする事務局長森忠仁から、異例の「事務局長所感」が発表され、事務局が抗議文を送付したばかりの、ロッテが契約更改を一律25%ダウンからスタートすると説明したケース、FA権を持つ日本ハムの3選手がノンテンダーの名のもとで自由契約とされたケース、巨人で多数の支配下選手が育成契約に切り替わったケースなどに懸念を示しました。

 コロナ禍において球団がシーズンを成立させるべく努力を傾けたことは尊重しながらも、「選手と球団とは対等な立場である」という選手会設立以来の精神からは、あまりにもかけ離れた行為が生まれている状況は、身体能力の高いアスリートにとってのプロスポーツの選択肢が増える中で、プロ野球選手をめざす人材の確保にも影響しかねない大きな問題であると認識。会議では、上記のケースについて、報道で伝えられている様子とは異なる、球団からの通告の実態も報告され、出席選手からも各球団の状況も含めた意見交換が行われました。

 日本プロ野球が世界的にも極めて厳しい保留制度で選手が縛られていること、選手は原則として所属する球団を選ぶことはできず、球団に不満を抱いたとしても、契約を拒否し他球団でプレーすることのできない弱い立場にあることに根源があるとし、曾澤会長の新体制の下で、こうした不平等の原因である保留制度の改善を最優先課題としていくことを確認しました。

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 終了後の会見では、選手有志が、自身で設定したシーズンの成績に応じた寄付で病気の子どもとその家族を支援する公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウスへの寄付総額が、9,662,000円となったこと。
 選手会による初めての災害支援基金として、日本プロ野球選手会災害支援基金(通称「選手会ファンド」)が設立され、有事の迅速な初動を支え、平時の防災意識を高めることを柱に活動を行うことを発表。パートナーとして、公益社団法人「Civic Force」と連携協定を締結し、第1回のクラウドファンディングも同日スタートすることが報告されました。

また当会の新年度の役員が下記のように改訂されました。
●会長
會澤 翼(新任)
●副会長
菅野智之・益田直也・小川泰弘(新任)・則本昂大・大瀬良大地(新任)・今宮健太(新任)
吉田正尚・近藤健介・今永昇太(新任)・京田陽太
●運営委員
炭谷銀仁朗(新任)・大野雄大(新任)・森 忠仁
●会計監査
近本光司・髙橋光成(新任)

参加選手

吉田正尚・山田修義(オリックス)
益田直也・中村奨吾(ロッテ)
則本昂大・森原康平・炭谷銀仁朗(楽天)
松田宣浩・中村晃・森唯斗・今宮健太(ソフトバンク)
近藤健介・伊藤大海(日本ハム)
森友哉・山川穂高(西武)
中村悠平・小川泰弘(ヤクルト)
近本光司・坂本誠志郎(阪神)
菅野智之・小林誠司・丸佳浩(巨人)
田中広輔・大瀬良大地・會澤翼(広島)
京田陽太(中日)
今永昇太・大貫晋一(DeNA)

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「日本プロ野球選手会災害支援基金」設立のお知らせ

「日本プロ野球選手会災害支援基金」設立のお知らせ

 日本プロ野球選手会(会長:會澤 翼 広島東洋カープ)では、このたび「日本プロ野球選手会災害支援基金(通称:選手会ファンド)」を設立することとなりました。

 当会では、かねてより社会貢献活動として、さまざまな災害の被災地に向けた支援金の寄付や、オフシーズンに当該地域に選手が出向いてのイベントを実施するなどの支援活動に積極的に取り組んでまいりました。また昨年4月には医療従事者支援を目的とした「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」において選手からの寄付と寄付の呼びかけを行い、日本の購入型・寄付型クラウドファンディング史上最高金額となる8.7億円を集めることへ貢献しました。

 環境の変動などにより、災害が激甚化する中で、選手による支援や呼びかけを、これまで以上に効果的かつ大きなものにしていくための恒常的な仕組みが「選手会ファンド」です。
設立にあたっては、あらゆる災害時に一人でも多くの人に支援を届け、「緊急対応」「復旧・復興」「防災」等の災害支援のあらゆるフェーズに貢献するために、東日本大震災以降、ほぼすべての国内災害でいち早く緊急支援活動を展開する災害支援のプロフェッショナルである公益社団法人シビックフォースとパートナーシップを締結いたしました。今後は支援が迅速かつ適正に行われるために不可欠な“初動”に焦点を当てた活動で連携してまいります。

 また「選手会ファンド」による第1回のクラウドファンディングを12月6日(月)13時30分より開催。12球団の選手から提供されたグッズ等をリターン品とし、ビデオメッセージでの選手からの呼びかけも行ってまいりますが、今後は、災害時だけでなく、平時から多くの方々にいざという時の備えへの関心を高めるための活動も充実させてまいります。メディアの皆様におかれましては、当会にとって初となる恒常的な災害に備える基金設立と、「有事での初動」「平時での防災意識醸成」の両面を重視した活動へのご理解とご支援を頂けましたら幸いです。

「選手会ファンド」第1回クラウドファンディング
(12月6日スタート)について

選手会ファンド設立を機に、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、12球団の選手が参画するクラウドファンディングプロジェクトを開始します。

<概要>
・タイトル
「プロ野球選手会ファンド:クラウドファンディング #野球でつなぐ未来」

・URL:https://readyfor.jp/projects/jpbpa2021

・目標金額:1200万円

・募集期間:
 2021年12月6日(月)13:30~2022年1月31日(月)23:00  (56日間)

・資金使途:「日本プロ野球選手会災害支援基金」への寄付

・活動内容:災害発生時の初動現地調査を含むシビックフォースの緊急支援活動に活用されるほか、被災地の復旧・復興や防災の活動

・形式:通常型 / All-in形式

 ※目標金額の達成の有無に関わらず、集まった支援金を受け取ることができる形式

・リターン:12球団選手のサイン入りTシャツやボール、アイテム(グローブ、バット、ユニフォームなど)。12月12日(日)にはさらに多くの返礼品が掲載される予定。

※第1回プロジェクト終了後、第2回・第3回も順次実施予定。それ以降も、災害が発生した際には選手会による緊急支援を行う。このほか選手会は、シビックフォースからのフィードバックを受けつつ現状を報告し、防災の啓発メッセージの発信、防災訓練の勉強会やイベントも開催予定です。