「日本プロ野球選手会災害支援基金」設立のお知らせ

 日本プロ野球選手会(会長:會澤 翼 広島東洋カープ)では、このたび「日本プロ野球選手会災害支援基金(通称:選手会ファンド)」を設立することとなりました。

 当会では、かねてより社会貢献活動として、さまざまな災害の被災地に向けた支援金の寄付や、オフシーズンに当該地域に選手が出向いてのイベントを実施するなどの支援活動に積極的に取り組んでまいりました。また昨年4月には医療従事者支援を目的とした「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」において選手からの寄付と寄付の呼びかけを行い、日本の購入型・寄付型クラウドファンディング史上最高金額となる8.7億円を集めることへ貢献しました。

 環境の変動などにより、災害が激甚化する中で、選手による支援や呼びかけを、これまで以上に効果的かつ大きなものにしていくための恒常的な仕組みが「選手会ファンド」です。
設立にあたっては、あらゆる災害時に一人でも多くの人に支援を届け、「緊急対応」「復旧・復興」「防災」等の災害支援のあらゆるフェーズに貢献するために、東日本大震災以降、ほぼすべての国内災害でいち早く緊急支援活動を展開する災害支援のプロフェッショナルである公益社団法人シビックフォースとパートナーシップを締結いたしました。今後は支援が迅速かつ適正に行われるために不可欠な“初動”に焦点を当てた活動で連携してまいります。

 また「選手会ファンド」による第1回のクラウドファンディングを12月6日(月)13時30分より開催。12球団の選手から提供されたグッズ等をリターン品とし、ビデオメッセージでの選手からの呼びかけも行ってまいりますが、今後は、災害時だけでなく、平時から多くの方々にいざという時の備えへの関心を高めるための活動も充実させてまいります。メディアの皆様におかれましては、当会にとって初となる恒常的な災害に備える基金設立と、「有事での初動」「平時での防災意識醸成」の両面を重視した活動へのご理解とご支援を頂けましたら幸いです。

「選手会ファンド」第1回クラウドファンディング
(12月6日スタート)について

選手会ファンド設立を機に、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、12球団の選手が参画するクラウドファンディングプロジェクトを開始します。

<概要>
・タイトル
「プロ野球選手会ファンド:クラウドファンディング #野球でつなぐ未来」

・URL:https://readyfor.jp/projects/jpbpa2021

・目標金額:1200万円

・募集期間:
 2021年12月6日(月)13:30~2022年1月31日(月)23:00  (56日間)

・資金使途:「日本プロ野球選手会災害支援基金」への寄付

・活動内容:災害発生時の初動現地調査を含むシビックフォースの緊急支援活動に活用されるほか、被災地の復旧・復興や防災の活動

・形式:通常型 / All-in形式

 ※目標金額の達成の有無に関わらず、集まった支援金を受け取ることができる形式

・リターン:12球団選手のサイン入りTシャツやボール、アイテム(グローブ、バット、ユニフォームなど)。12月12日(日)にはさらに多くの返礼品が掲載される予定。

※第1回プロジェクト終了後、第2回・第3回も順次実施予定。それ以降も、災害が発生した際には選手会による緊急支援を行う。このほか選手会は、シビックフォースからのフィードバックを受けつつ現状を報告し、防災の啓発メッセージの発信、防災訓練の勉強会やイベントも開催予定です。