2021年シーズンの年俸調査結果の発表

2021年シーズンの年俸調査結果の発表

日本プロ野球選手会では、1980年以来、選手会に加入する日本人の支配下選手を対象に、毎年年俸調査を行っておりますが、2021年の調査結果を本日発表いたしました。
本年度、調査対象となった日本人選手は730名。平均年俸は4174万円となり、前年に比べて0.4%減という結果になりました。

球団別の比較では、ソフトバンクの支配下選手の平均年俸が6932万円で12球団トップで2連覇、昨年から上位3チームは変わらず巨人が6587万円で2位となり、続く3位の楽天が5887万円、以下、4位西武(4114万円)、5位が広島(4024万円)、そして阪神が11位に大きく順位を落としています(過去10年ですべて6位以上)。リーグ別では、セ・リーグの平均が3962万円(360名)、パ・リーグの平均が4381万円(370名)でした。

昨年からのコロナ渦に伴った各球団の大幅な収入減も関わらず、支配下選手の平均年俸が初めて4000万円を超えた昨年と大きな変化はなかったのは、120試合での実数評価をしてもらえたからだと思います。
当会ではこの継続的調査のデータをもとに、国内外のプロスポーツの動向も視野に入れながら、日本の野球の発展のために役立てていきたいと思います。

なお本年俸調査は、消費税抜きの金額で行っております。
詳しいデータはこちらをご覧ください。

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2021年春季キャンプミーティング終了

2021年春季キャンプミーティング終了

感染症対策に配慮し、12球団各選手会を訪問

日本プロ野球選手会では、毎年2月のキャンプシーズンに行っている個別の球団選手会とのミーティングを先日終了いたしました。
選手会ではこの時期、各球団の1軍、2軍(場合によっては個別に3軍を実施)ごとに日程を調整し宿舎を訪問。全選手へ会の活動報告や今後の活動方針の説明を行い、また各チームの会長、役員や主力選手とはテーマに応じたディスカッションを行っていますが、役員以外の選手全員と顔を合わせる場であり、特に新人選手には選手会の意義や歩みを伝える貴重な機会となっています。
今年のキャンプは、各地で無観客で行われるなど、感染症対策に配慮した運営が行われていますが、選手会キャンプミーティングも、一部オンラインも取り入れ、対面では分割しての実施など密にならない配慮をもとで実施しました。

また感染予防のために、全選手に花王株式会社から提供を受けた携帯用消毒スプレー「Biore GUARD」を提供してもらい配布しました。
選手会では、キャンプミーティングでの議論を踏まえて、感染症対策を行いながらの2年目のシーズンを迎えるうえでのさまざまな課題に向き合っていきます。

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