年俸調査結果を発表しました

年俸調査結果を発表しました

 

 当会では、昭和55年から、年俸について調査を行っております(S55からS62までは推定年俸)。令和7年度についてもこの年俸調査の集計・統計が出ましたのでご報告をさせていただきます。

 今年の調査結果では、会員支配下公示選手725名の平均年俸が、前年比4.1%(192万円)増の4,905万円でした。会員支配下選手の年俸総額は355億5,888万円となり、総額としては昨年の337億4,551万円(716名)を更新し過去最高となりました。
 リーグ別支配下公示選手平均はセ・リーグが前年比4.2%(205万円)増の5,128万円(359名)、パ・リーグが前年比4.2%(187万円)増の4,685万円(366名)となり、球団別支配下公示選手平均のトップは、巨人の7,800万円でした。
 全体の中央値(725人中363番目)は1,900万円(12球団中8球団が超)、リーグ別の中央値はセ・リーグが2,000万円、パ・リーグが1,900万円でした。

 近年、年俸や肖像権収入について球団の格差や人件費率(球団の売上に対する選手年俸総額の割合)の向上を課題として当会でも取り組んで参りました。

 昨年の平均年俸では、1位と12位の差が3,323万円という結果となっていましたが、今年は1位の巨人と12位の西武の差が4,056万円と格差が拡がる結果となりました。中央値でも、1位(巨人)と12位(西武)の差が過去最大となる1,400万円となりました。


 今後も球団の成長も支えつつ、選手が納得して契約できるように査定の明確化など、各球団選手会とともに交渉を継続していく所存でございます。

年俸調査結果はこちら

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写真・動画等の撮影および配信・送信規程についての当会の見解

写真・動画等の撮影および配信・送信規程についての当会の見解

 

 日本プロ野球選手会は、NPBが2025年2月1日より導入した「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」(以下「本規程」)について、ファントモ会員をはじめとする多くの野球ファンの皆様の声を受け止め、改めてNPBに対し、本規程の緩和・見直しを求める立場を表明いたします。


 当会は、プロ野球がファンの皆様の熱意によって支えられ、発展してきたと信じています。SNSなどを通じて感動の瞬間が共有されることは、ファンの皆様にとっての楽しみであると同時に、プロ野球の魅力を広く伝える力となっています。実際に、そこから新たなファンが生まれていることを、選手も日々感じ、感謝しています。

 こうした背景のもと、当会はすでに2024年9月および2025年3月と繰り返しNPBに対し、本規程の内容が他競技と比べても過度な規制ではないかとの意見を伝え、本規程の見直しを要望してきました。今後も本規程の緩和・見直しを求め、NPBとの協議を継続していく所存です。 

 また、北海道日本ハムファイターズが、ファンの声を尊重し「主催者が承認した場合」という本規程の文言に基づき、従来通りの運用を行っていた対応は、法的にも自然な解釈であり、ファン目線の柔軟な判断・対応であったと考えています。それにもかかわらず、同球団が方針変更を余儀なくされたことは極めて残念です。本規程の不明確な表現により、球団を混乱させ、このような状況を招いたNPB側にこそガバナンス上の問題があるのではないでしょうか。

 本規程では、「ボールインプレイ」時に撮影された選手の写真や動画を、試合中のみならず試合後も含めて投稿できないなど、非常に厳しい制限が設けられています。これにより、ファンの楽しみが奪われ、プロ野球の魅力発信やファン拡大に逆効果を及ぼすことを私たちは懸念しています。実際、SNS上では署名活動を含め、多くのファンが声を上げており、当会はその思いに強く共感しています。

 放映権などの主催者権利の保護という目的は理解していますが、厳しい規制によってファンの皆様の楽しみを制限するべきではなく、むしろファンの皆様の発信力を活かす形で、より柔軟な規制の在り方を検討するべきではないでしょうか。

 当会は、ファンの皆様が球場で感じた感動を表現・共有し、プロ野球をより盛り上げられる環境を心から望んでいます。改めまして、NPBにはファンと選手双方の声に耳を傾け、本規程の緩和・見直しに向けた前向きな議論を強く求めます。プロ野球は、球団関係者のみならず、ファンと選手も一緒に創り上げるものです。

2025年4月9日

日本プロ野球選手会

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オンラインカジノ利用問題に関する当会の対応について

オンラインカジノ利用問題に関する当会の対応について

 

 日頃より球界への温かいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 このたびは、オンラインカジノ利用問題に関する当会の対応ついてご報告いたします。

 まず、オンラインカジノを国内で利用することは刑法の賭博罪に該当する違法な行為です。当会会員及び球団関係者の中から複数の利用者が判明したことは大変遺憾であり、ファンの皆様や関係者の信頼を裏切りお騒がせしてしまったことについて深くお詫び申し上げます。

 当会としては、今回の事態を非常に重く受け止めており、NPBおよび各球団とともに、これまで以上に、選手へのコンプライアンス研修等を通じた違法性の周知徹底を図り、再発防止に向けて全力で取り組んでまいります。加えて、関係機関とも連携し、実態調査や相談支援体制の整備、啓発活動を行うことで、球界の信頼回復に努めてまいります。

 さらに、当会としては、該当選手に対して球団から一定の処分がなされることについても否定するものではありません。当会としては、当初の報道以降、NPBおよび各球団に対して、統一的な処分基準の設定による12球団間の均衡性の確保、違法性の程度や社会情勢等を踏まえた処分の妥当性の確保を求めてまいりました。今後も適正な手続により公平な対応がなされるよう、NPBおよび各球団との協議を行ってまいります。

 

 最後に、シーズン開幕を前にこのような話題で皆様をお騒がせしてしまったことを重ねて深くお詫び申し上げます。今後とも当会の活動にご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

2025年3月13日

日本プロ野球選手会

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ファンと選手をつなぎ、プロ野球の未来を拓く 「ファントモ」 プロジェクト2024年12月17日スタート

ファンと選手をつなぎ、プロ野球の未来を拓く 「ファントモ」 プロジェクト2024年12月17日スタート

ファンと選手をつなぎ、プロ野球の未来を拓く

「ファントモ」 プロジェクト2024年12月17日スタート
野球界の課題解決に、さまざまな知恵とチカラを結集するプラットフォーム

 日本プロ野球選手会は、2024年12月17日より、ファンと選手を繋ぐ新たなコミュニティ「ファントモ」をスタートさせます。

 2004年の球界再編問題では、話し合いもファンへの説明もないままの性急な球団削減、1リーグ化の動きに、選手会が「ファンも選手も球界の一員です」のスローガンのもと異を唱え、呼応したファンや世論のチカラを結集しました。ファントモはこの出来事をヒントに、20周年の節目に、球界の課題、社会課題にファンと選手が共に向き合える仕組みで、球界の未来を拓き、もっと面白いプロ野球が実現しようとの発想から企画されました。
 ファンとプロ野球選手をワンチームとするプロジェクトの実現するため、ファントモでは課題をスピーディにファンとシェアするオンライン上のプラットフォームを、主旨に賛同した企業の協力のもとに構築します。

 野球人口減少の問題やその一因となっている野球をはじめる、続ける子供への環境づくり、プロ野球選手で言えば、現役中からのセカンドキャリアへの意識の醸成、選手が最大限のパフォーマンスを発揮するための環境改善や、ファンが望むもっと面白いプロ野球実現へのアイデアの集約、そして誹謗中傷といった双方のボタンの掛け違いをコミュニケーションによって解決し、ファンと選手の幸せな距離感を実現するといったさまざまなテーマがあります。

 先日、選手会が来年度の継続を主体的に行うことを決めたトライアウトの今後のあり方なども、具体的テーマのひとつになりますし、より多くのファンの方々の知恵やネットワークが集積することで、選手の引退後の選択肢も増えていくことを期待しています。
 もちろん球界だけでなく、選手やプロ野球の持つ可能性を、社会課題への注目や解決に結び付けていくための活動も視野に入れており、現在行っている以上の社会貢献活動や、プロ野球選手をより憧れの存在にしていくための活動領域の拡大や個々の選手の意識づくりの場にもなっていきます。

 このファントモは、オンライン上のプラットフォームを活動基盤のひとつとしており、システムを維持し、活動を拡大していくために、個人や法人の会員からは寄付という形での会員を募る形式をとっております。

 現在、球界の課題解決は、選手会とNPBの事務折衝の場が中心になっておりますが、その解決のスピードは、現役生活が限られている選手や、ファンにとっても満足いくものとはなっていません。ファントモはこうした現状を、さまざまな声や知恵、異なる視点で加速させていこうとする実験的な試みでありますが、まず一歩を踏み出してから、改善を重ねていくことの意義を重視、この度のスタートとなりました。全く新たな試みではありますが、プロ野球やスポーツにまなざしを注ぎ続けるメディアの皆様のご意見も生かしながら、前進していく所存ですゆえ、何卒、ご支援の程をよろしくお願いいたします。

 

一般社団法人日本プロ野球選手会理事長 丸佳浩(巨人)のコメント
 日本プロ野球選手会は、選手と球団が対等な関係を築いていくために努力する一方で、12球団の選手が集う団体として、もっと面白いものが提供できないか、野球を好きになるきっかけがつくれないかを考えるのが一般社団法人としての選手会の役割です。12球団の選手が揃ってのファンイベント、日本シリーズで対戦した選手同士の裏話が聞けるトーショーの実施、試合終了直後の選手からのボイスメッセージ、キャッチボール専用球の開発などは、選手会から始まったアイデアです。野球の楽しみ方にはまだまだ可能性があります。そんな戦力にファンの方々が加わっていただけたら本当に楽しみです。

https://jpbpa.net/fantomo/

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今シーズンのプロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応のご報告 及び今後の取り組みについてのご報告

今シーズンのプロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応のご報告 及び今後の取り組みについてのご報告

今シーズンもたくさんのご声援をいただき、ありがとうございます。シーズンが終了したところで、みなさまにご報告がございます。

昨年末から、選手会では、脅迫や誹謗中傷に悩む選手に対し、当会の顧問弁護士による誹謗中傷対策チームによるサポートを実施し、選手が望む場合には情報開示手続等を実施し、その経過をファンの皆様にも共有させていただきました。

具体的には、今年の5月にプロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年5月)にて、7月には、プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年7月)にて、10月にはプロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年10月)にて公表させていただいたとおり、シーズン中に誹謗中傷等を行った者との間で示談が成立する事例、侮辱罪等での告訴受理に至る事例、現在も交渉中の事例等、対応を行った事例は多岐にわたっています。

選手会は、一貫して、誹謗中傷投稿を受けた選手を『一人にしない』という方針の下で、選手を支援してまいりましたし、今後も、悪質な誹謗中傷等に対しては、厳正な処置を取っていきます。もっとも、対応を行う中で、以下のような課題も見つかりました。

①シーズン中に選手が、民事・刑事含め、情報開示手続等に対応する際の負担(心理的なものも含む)が大きいこと

②違法投稿であることが確認されたにもかかわらず、X Corp. Japan 株式会社をはじめとした各プラットフォーマーの対応遅滞や技術的な問題により投稿者の特定にまでは至らず、被害を受けた選手が泣き寝入りしなければならないケースも存在すること

③ダイレクトメール等で行われた脅迫や侮辱事例に対しては、警察へ対応を依頼するなど投稿者の特定に向けた努力はしているものの、対処に相応の時間と負担がかかること

上記の課題も踏まえ、選手会では、定期大会に出席した選手を中心に意見交換を実施し、来シーズンに向けて、以下の方針のとおり、選手会として進めていくことを確認しました。

①来シーズンにおいても、選手が望む場合には、悪質な誹謗中傷等に対して厳正な処置を実施すること

②定期的に誹謗中傷対策の対応状況について皆様にご報告すること

③ダイレクトメールによる脅迫や侮辱の相談を受けた場合は、弁護士が運用する対策用アカウントから警告措置等を実施すること

④球団や他の選手会組織等その他の団体とも、脅迫や誹謗中傷の対策を進める上での知見・経験を共有し合い、スポーツや組織の垣根を超えて、社会問題となっている誹謗中傷の抑止に取り組むこと

誹謗中傷は、選手のみならず、その選手を応援するファンの皆様をも傷つけるものです。このような取り組みを行うことで、選手会としては、よりよいプロ野球界の実現を目指したいと考えています。

今シーズン多くのリリースを発信させていただきましたが、ファンのみなさま、そして各種メディア関係者のみなさまから、賛同のお声をいただき、誹謗中傷等の抑止につながる多大なご協力をいただきました。今シーズンの選手に対する誹謗中傷等の抑止にご協力いただきましたことに、選手一同大変感謝しております。

一方で、シーズン中のみならず、シーズンオフの今現在においても、選手等をターゲットとした誹謗中傷がいまだ散見されるという残念な現状もあります。再三のお願いにはなりますが、ファンのみなさまには、SNS等での投稿にあたってのマナー遵守を継続いただくこと、誹謗中傷等を拡散しないことを心より願い申し上げます。

また、各種メディア関係のみなさまにおかれましては、選手のプライバシーにも配慮いただいたうえで、引き続き、誹謗中傷等の抑止につながる報道のご協力をお願いいたします。

2024年12月6日
日本プロ野球選手会

(関連リリース)

プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年10月)」(2024年10月24日)

プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年7月)」(2024年7月22日)

プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年5月)」(2024年5月15日)

プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応状況について」(2024年3月26日)

プロ野球ファンのみなさまへ~ SNS等への投稿についてのお願い ~」(2023年3月29日)

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令和6年定期大会・通常総会が行われました

令和6年定期大会・通常総会が行われました

 

 12月5日(木)、選手会は大阪市内のホテルで、組合定期大会および一般社団法人通常総会を実施しました。

 当会では現在、肖像権並びにNPBと発足させた「保留制度検討委員会」を通じてのFA権の取得年数も含む、保留制度のあり方について、協議を重ねています。
それを踏まえ、今回の大会では、12球団からこれまで以上に多くの選手が参加、従前から話し合っている課題に向き合っていくことに時間が割かれました。

 今年は、04年、近鉄・オリックス両球団の合併発表を契機に、プロ野球がファンを無視する形で1リーグ等の再編に進む動きに、当時の古田敦也会長をリーダーとする選手会が歯止めをかけてから20年。會澤会長は、その時の選手会も引き合いに出しながら、あらためて団結と覚悟が確認されました。

 また札幌での夏の大会に続いて、MLB選手会からヨナス・ベア=ホフマン (OneTeam International代表、MLB選手会・スペシャルアドバイザー)が参加し、改めてMLB選手会が主体となって行っているビジネスと、それがMLB全体に及ぼす効果について説明がなされました

 また、今年まで12球団が持ち回りで行い、NPBとしての見直しが検討されていたトライアウトについて、協議の結果、「選手生活を続けるチャンスがある限り、それを支えるのが選手会の存在意義」との考えから、選手会主導でこれを存続させていくことを決議、今後は、その具体的な運営方針を協議してまいります。

<参加選手>

中野、湯浅、村上、小幡、大山(阪神)
會澤、堂林、野間、中﨑、栗林、森下、坂倉、大瀬良(広島)
大貫、桑原、東、伊勢、山本(DeNA)
丸、大城、戸郷、中川(巨人)
清水、木澤、古賀、丸山(ヤクルト)
柳、藤嶋(中日)
若月、山田、頓宮(オリックス)
中村、小島、岩下、安田、佐藤(ロッテ)
周東、坂東、柳町、近藤(ソフトバンク)
田中、村林、早川、鈴木(楽天)
外崎、田村、佐藤、隅田、源田(西武)
松本、淺間(日本ハム)

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12月17日(火)「球界再編20周年シンポジウム(東京・銀座)」の実施決定!古田氏や現役選手達が参加し当時を振り返る。申し込みを開始します。

12月17日(火)「球界再編20周年シンポジウム(東京・銀座)」の実施決定!古田氏や現役選手達が参加し当時を振り返る。申し込みを開始します。

 日本プロ野球選手会では、来る1217日(火)に、球界再編20年の節目に「ファンも選手も球界の一員です ~あの時何が変わり、何が変わっていないのか」と題したトークセッションを古田敦也氏ら当時を知るOB・関係者及び現役プロ野球選手とともに、東京・銀座の時事通信ホールで行います(18時半開演)。

申し込みは、以下より、128日(日)10時より観覧募集開始

https://kyukai-saihen20th.peatix.com

*申し込み開始まで表示されません

先着順 定員180人に達し次第、終了

お一人様、2名まで (重複応募無効)

重複応募や転売防止の要請から、入場時に本人確認をさせていただきます。

 

■イベント実施概要

●主旨

2004年、当時ファンと選手たちが引き起こした奇跡を当事者と振り返り、またファンと選手が、力を合わせて創っていける未来は何か、その可能性を探る。 

●日時:会場

20241217日(火) 時事通信ホール(銀座) 

18時開場 18時半開演  終演2045分予定 

●登壇者(予定)

古田敦也氏(第5代選手会長)、礒部公一氏(元近鉄選手会長)、三輪隆氏(元オリックス選手会長)

2004年当時を知る球団関係者、現選手会長會澤翼(広島)・現理事長丸佳浩(巨人)ら現役プロ野球選手等を予定 

*また舞台と客席の橋渡し役として、プロ野球に詳しい著名なスペシャルゲストも予定しています

■球界再編問題について

 20046月、近鉄球団から発表されたオリックスとの合併、パ・リーグが5球団となる衝撃の中で、もう1つの合併、1リーグ化などの動きが取りざたされ、性急な再編に異を唱える選手会と再編を進めるNPBとが、対立構造となり、ファンも巻き込んだその行く末は約100日間に渡る国民的関心事となりました。最終的に選手会がストライキを行い、その結果12球団維持され、楽天球団が東北初のプロ球団として誕生、翌05年はセ・パ交流戦の導入をはじめ、球界改革元年として、各球団が積極的なファンコミュニケーション施策を行うようになりました。

 当時の選手は自らの利害より、応援するチームを奪われるファン、職を失う裏方そして将来のプロ野球選手も視野に、何をすべきかを考え、ファンも呼応する形でのムーブメントが起きました。今回のタイトルである“ファンも選手も球界の一員です”はその時のスローガンです。 

 あの時ファンと選手が起こした奇跡を検証、何が運命を分けたのか、あの年をきっかけに何が進化し、何が変わらないままなのか。なぜMLBとのビジネス規模は開く一方なのか。なぜ日本球界は衝撃的出来事がないと変化しないのか。そしてファンと選手とが幸せな距離感を保ちながら、共に発展のエンジンとなっていくことはできないのかなどを議論し、過去の出来事を掘り起こすことよりも、共に未来を考えていくことを主旨としています。 

 また第二部では、ファンと選手との心地よい距離、ファンと共にできることをテーマに、ディスカッション。ファンとの新しいコミュニティづくりに関する新たな提案も発表される予定です。

 

■内容:予定

第1部 「2004年あの時何が起きたのか」

日本中を巻き込んだ再編劇の発端となった衝撃の合併発表からの3か月間を、当時の体験者と共に振り返る

☆何がポイントだったか、何を大事にしたから奇跡が起きたのか

☆今だから話せるエピソード

☆もしも、球団削減を止められなかったら 

 

2部「ファンと選手との新しい関係 そして未来」

☆ファンにとってもっとオープンなプロ野球はつくれないか

☆現役選手が実感する、未来への変革と期待 何をするか そしてファンとの距離感

MLB選手会とNPBの差はいかに生まれたか (MLB選手会からのメッセージ)

☆未来への提言

 

☆選手会が連携する新たなファンコミュニティの構想発表

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「応援しよう能登!スポーツフェスタ」 ~子どもたちとプロ野球選手の交流イベント開催~

「応援しよう能登!スポーツフェスタ」 ~子どもたちとプロ野球選手の交流イベント開催~

「応援しよう能登!スポーツフェスタ」

~子どもたちとプロ野球選手の交流イベント開催~

 一般社団法人日本プロ野球選手会と読売巨人軍は、12月8日(日)に石川県内4か所で「応援しよう能登!スポーツフェスタ」と題した復興支援イベントを開催します。地震や豪雨で被災した地域の子どもたちと一緒に汗を流し、炊き出しのカレーを食べながら楽しいひと時を過ごします。参加希望者は、各会場の概要を確認の上、下記応募フォームからお申込みください。


【日本プロ野球選手会主催】

① 珠洲会場:旧宝立小学校体育館(珠洲市自然エネルギーPR館横)

時   間: 10:00~14:00(2部制)

募集人数: 小学生計100人(午前:50人、午後:50人)

実施内容: チーム対抗ミニ運動会、選手とキャッチボール、炊き出し、記念撮影

参加選手: 喜多隆介(巨人)、山田脩也(阪神)、石垣雅海・樋口正修(中日)、松井友飛(楽天)、牧野翔矢(西武)


② 七尾会場:七尾総合市民体育館(七尾市小島町西部4番地)

時   間 : 10:00~14:00(2部制)

募集人数 : 小学生計300人(午前:150人、午後:150人)

実施内容 : チーム対抗ミニ運動会、選手とキャッチボール、炊き出し、記念撮影

参加選手 : 山瀬慎之助(巨人)、韮澤雄也(広島)、奥川恭伸(ヤクルト)、水野達稀(日本ハム)、岩下大輝(ロッテ)


③ 志賀会場:志賀町立志賀中学校(志賀町高浜町152)

時   間 : 9:30~12:00

募集人数 : 小学生150人

実施内容 : チーム対抗ミニ運動会、選手とキャッチボール、炊き出し、記念撮影

参加選手 : 長谷川威展(ソフトバンク)、阪口 樂(日本ハム)、小孫竜二(楽天)、度会隆輝(DeNA)、北村拓己(ヤクルト)


【読売巨人軍主催】

④ 輪島会場:輪島市立輪島中学校体育館(輪島市河井町11部39-1)

時   間 : 13:00~16:00

募集人数 : 小学生300人

実施内容 : チーム対抗ミニ運動会、炊き出し、抽選会、記念撮影

参加選手 : #7長野久義、#12萩尾匡也、#15大勢、#24大城卓三、#51浅野翔吾、#63泉圭輔


<申込方法>

応募フォーム https://mdh.fm/e?kA803SGb5i に必要事項を入力のうえお申し込みください。

募集期間 : 11月5日(火)~17日(日)

問い合わせ: イベント事務局 notosports-festa@jimukyoku.net 

TEL:0120-188-887(平日10時~18時)

※各イベントの参加費は無料です。

※能登半島地震、豪雨で被災し、現在、他地域に居住している小学生も応募可能です。

※炊き出しのカレーは、「令和6年 能登半島地震 復興ゴーゴープロジェクト」を展開している「株式会社ゴーゴーカレーグループ(本社:金沢市)」にご協力いただき、4会場全てで参加者の子どもたちに提供されます。

 ゴーゴーカレーグループHPはこちらhttps://gogocurry.com/

※定員に達した場合は抽選とさせていただきます。

※実施内容や参加選手は変更になる場合があります。

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プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年10月)

プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年10月)

 いつもたくさんのご声援をいただき、ありがとうございます。みなさまにご報告とお願いがございます。

 今年の5月に「プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年5月)」を、7月には、「プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年7月)」を公表し、当会の顧問弁護士による誹謗中傷対策チームにより、誹謗中傷等を行ったアカウントに関して、裁判所に対し、発信者情報開示命令申立てを複数件行ったこと、様々な誹謗中傷投稿について情報の開示を命じる旨の決定を受け、責任を追及すべく手続きを進めていくことをご報告させていただきました。

 その後、責任追及を進めた結果、2024年10月現在で、誹謗中傷等を行った者との間で示談が成立する事例、侮辱罪等での告訴受理に至る事例が出てきております。また、誹謗中傷等を行ったアカウントに対する発信者情報開示命令申立ては、現在も係属中のものがあり、これらについても、情報の開示を命じる決定が出次第、同様に、責任を追及すべく、手続きを進めて行く予定です。

 今シーズン、誹謗中傷に対する当会の対応を時間の経過と共に、報告をさせていただく形をとらせていただきましたが、これらの報告に対しては、ファンのみなさま、そして各種メディア関係者のみなさまの多くに、賛同のお声をいただき、誹謗中傷等の抑止につながるご協力をいただきました。今シーズンの選手に対する誹謗中傷等の抑止にご協力いただきましたことに大変感謝申し上げます。

 2日後には、日本シリーズを控えておりますが、ファンのみなさまにとっても、選手にとっても、素晴らしいシーズンの締めくくりになるよう、ファンのみなさまには、SNS等での投稿にあたってのマナー遵守を継続いただくこと、誹謗中傷等を拡散しないことを改めてお願いするとともに、今シーズンここまで戦ってきた選手を後押しする声援を送っていただけることを心より願い申し上げます。

 また、各種メディア関係のみなさまにおかれましては、引き続き、誹謗中傷等の抑止につながる報道のご協力をお願いいたします。

2024年10月24日

日本プロ野球選手会

(関連リリース)

プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年7月)」(2024年7月22日)

プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応報告(2024年5月)」(2024年5月15日)
プロ野球選手に対する誹謗中傷行為等への対応状況について」(2024年3月26日)

プロ野球ファンのみなさまへ~ SNS等への投稿についてのお願い ~」(2023年3月29日)

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公正取引委員会によるNPBに対する警告を受けての事務局長談話

公正取引委員会によるNPBに対する警告を受けての事務局長談話

 事務局長談話

 本日、公正取引委員会から、NPBに対し、代理人に関する規制について、独占禁止法違反のおそれがあるとして警告が出されました。

選手会としては、選手が代理人を自由に選択しやすくするため、NPBが設定している規制の見直しを求めてきたところであり、公正取引委員会による今回の処分を歓迎しています。

選手会は、選手代理人業務の健全な発展を促進するため、2000年に選手会公認代理人制度(弁護士以外の一定の者にも代理人業務を行うことを認める制度)を導入し、NPBに当該制度の承認と健全な発展への協力を求めてきましたが、今も受け入れられておらず、導入から20年以上が経った今も、代理人の利用は広がっていません。NPBは他のスポーツでは行われていない、長期にわたる移籍の制限と、代理人利用に対する不当な制限をかけることにより、選手の自由を大幅に制約しています。選手会は、最近も、公認代理人制度の規約を改正し選手会公認代理人の範囲を拡大する、選手会公認代理人向けの講習会を実施するなど、代理人制度の健全な発展により資するための活動を行っていますが、今後もこのような活動を広げ、選手が代理人を使いやすくなるような取り組みを進めていくとともに、健全な代理人制度の在り方について、NPBとも協議を行っていく所存です。

また、野球界には、代理人制度の他にも、独占禁止法に照らして疑義のある制度が複数存在しますので、球団と選手は対等であるべきとの理念の下、フェアなルール作りに向けて活動していきます。

                     2024919

日本プロ野球選手会事務局長

森 忠仁

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