日本プロ野球選手会 会長談話 ―12球団オーナー会議との会談について―

 

 本日、日本プロ野球選手会は、日本プロ野球12球団オーナー会議と、初めてとなる公式会談を行いました。私たちからお願いを申し上げ、実現したものです。

選手会は昨年、労働組合として40周年を迎えました。球界のために力を尽くしてこられた歴代の先輩方の歩みの上に、本日の会談があります。その歴史の中でも、大きな意味を持つ一日になったと考えております。

選手会からは、私に加え、源田壮亮、松本剛の両副会長、12球団の選手会長および役員選手計30名が出席いたしました。

会談ではまず、オーナー会議を代表し、読売巨人軍の山口寿一オーナーより、次の4つの課題について基調プレゼンテーションをいただきました。

① NPBの事業規模の拡大

② 日本野球の国際的価値の向上

③ 野球の裾野の拡大

④ DX化とデータビジネスの推進

これらの課題について、選手一人ひとりが、自分の言葉で考えを共有させていただきました。

この20年、各球団の経営努力によって、日本のプロ野球は発展してまいりました。それでも今年のWBCで、メジャーの選手たちと言葉を交わす中で、私自身、その差を痛感しました。最近では、ドラフトで指名された選手が、メジャーを選択するケースも出てきています。

こうした差は、選手の力だけの問題ではありません。球界として、何を、どう決めていくのか。意思決定のあり方そのものを変えなければならない。私はそう強く感じています。本日はその危機感を、率直にお伝えいたしました。

会談の最後に、オーナー会議を代表し、読売巨人軍の山口寿一オーナーより、次の2点についてお話をいただきました。

・ 今後も、年に一度はこうした対話の場を設けること

・ 球界全体の意思決定を迅速化していくこと

そこに、日本の野球界を本気で良くしたいという思いを感じました。選手会として前向きに受け止め、共同声明の発出に至りました。とりわけ意思決定の迅速化については、必ず実現していただきたいと、強く期待しております。

変化を求めているのは、私たちだけではないはずです。ファンの皆さまも、より魅力あるプロ野球を望んでくださっていると思います。

共有した課題を、球界全体の力に変えていきたい。これから入ってくる若い選手たちや、いま野球を始めた子どもたちのために、私たち選手も、これまで以上に知恵を絞り、真剣に向き合ってまいります。

本日、私たちは一歩を踏み出しました。いつの日か、この日が、日本プロ野球の大きな転換点だったと言われるよう、私が会長を務める間に、少しでも前へ進めたい。その責任を、果たしてまいります。

2026728

日本プロ野球選手会 会長 近藤健介

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