
2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™ における
誹謗中傷検出システムの共同導入について
英Signify Group社のAI誹謗中傷検出・通報支援サービス
「Threat Matrix」を活用
日本野球機構(NPB)、株式会社NPBエンタープライズならびに日本プロ野球選手会(会長:近藤健介)は、2026年3月開催の「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」に参加する日本代表(以下、「侍ジャパン」)の監督、コーチ、選手などを誹謗中傷から守るために、誹謗中傷検出システムを共同導入することをお知らせいたします。
【実施概要】
対象試合 :「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」における侍ジャパン全試合
検出期間 :対象試合の前後一定期間
対象者 :侍ジャパンの監督、コーチ、選手など
目的 :①誹謗中傷行為を減らし、監督・コーチ・選手が安心して競技に集中できる環境を作ること ②健全な観戦環境を実現すること
方法 :SNS上の公開投稿をモニタリングし、誹謗中傷に該当する事案を検出します。検出キーワードにはSNS上で自然発生的に使用される造語・愛称・略称等も含め、多角的に分析を行います。検出された事案については、SNS運営元への通報・削除要請、関係各所との情報共有、対象者本人および家族等関係者へのダイレクトメッセージ(DM)への対応、発信者情報開示請求や刑事手続に必要な証拠保全を実施し、迅速な支援を行います。誹謗中傷が対象者の家族に及んだ場合も同様に対応いたします。
日本プロ野球選手会では、昨今のオンライン上での誹謗中傷の急激な増加を受け、選手が安心して競技に集中し力を発揮できるよう、誹謗中傷の抑止や関係各所との連携、啓発活動に取り組んでまいりました。その一環として、誹謗中傷対策の強化を目的に、昨年10月のクライマックスシリーズおよび日本シリーズにおいて、全出場登録選手を対象とする誹謗中傷を網羅的に検出するシステムを導入いたしました。
これらの実績を踏まえ、「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」では、NPBおよびNPBエンタープライズとの共同プロジェクトとして実施する運びとなりました。侍ジャパンのメンバーを誹謗中傷の被害から守るべく、侍ジャパンの全試合を対象に、その前後一定期間を検出期間としてモニタリングを行います。
本取り組みでは、英国に本社を置く Signify Group社の AIを活用した誹謗中傷検出・通報支援サービス「Threat Matrix」を使用いたします。日本語を含む42の言語に対応し、主要SNS上での侍ジャパンのメンバーに対する投稿を監視・分析し、誹謗中傷に該当するような不適切な投稿を自動で検出・特定します。SNS各社への通報や削除申請、関係各所との情報共有、ダイレクトメッセージ(DM)への対応、必要に応じた証拠化・関係機関との連携・支援を通じて、迅速な対応と再発防止を図ります。また、「Threat Matrix」の活用の結果、投稿者本人が確認された場合には、NPBエンタープライズが主催する大会・試合等、および日本プロ野球選手会に関連する各種イベント等において、入場禁止を含む厳正な措置を検討してまいります。
同システムは「FIFAワールドカップカタール2022」「ラグビーワールドカップフランス2023」といった国際大会や、女子テニス協会(WTA)と国際テニス連盟(ITF)のシーズン横断プログラムなど世界規模のスポーツイベントを中心に数多くの導入実績があることもあり、今回「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」での導入における選定理由のひとつとなりました。
NPB、NPBエンタープライズならびに日本プロ野球選手会は、侍ジャパンの監督・コーチ・選手、ならびに危害が及ぶ場合にはその家族を誹謗中傷から守ることで、侍ジャパンのメンバーが安心して競技に集中できるよう今後も対策を続けてまいります。
<本プログラムのイメージ