
7月18日、選手会は都内ホテルで、一般社団法人臨時総会および組合臨時大会(年に2回の選手会大会のうち夏の大会をこう呼称します)を実施しました。
大会では、昨年以来、問題となっている統一球の反発係数について、現在の上限と下限を定める基準値ではなく、基準となる目標値を中心に設定、大きくはずれない形を取る方向でのアグリーメントを申し入れること。また昨年の契約更改においては減額制限を越える年俸提示が、選手がそれを承諾するか否かを考慮する十分な時間がない回答リミットのもとで行われたこと状況があったことを踏まえ、これを改善していくこと。
また選手の試合出場機会等については、05年以来、ファームがイースタン7チーム、ウエスタン5チームという変則的な編成となり、常に対戦相手がないチームが生じるリーグ戦が継続する中、特にウエスタンがそれを補完する環境に乏しく、試合出場経験に格差が生まれやすい問題や、選手補強が外国人に偏りがちな現在の保留制度を改善し、レンタル移籍なども含めた、日本人選手の移籍を活性化するルールづくりのあり方について協議しました。