12月5日(木)、選手会は大阪市内のホテルで、組合定期大会および一般社団法人通常総会を実施しました。
当会では現在、肖像権並びにNPBと発足させた「保留制度検討委員会」を通じてのFA権の取得年数も含む、保留制度のあり方について、協議を重ねています。
それを踏まえ、今回の大会では、12球団からこれまで以上に多くの選手が参加、従前から話し合っている課題に向き合っていくことに時間が割かれました。
今年は、04年、近鉄・オリックス両球団の合併発表を契機に、プロ野球がファンを無視する形で1リーグ等の再編に進む動きに、当時の古田敦也会長をリーダーとする選手会が歯止めをかけてから20年。會澤会長は、その時の選手会も引き合いに出しながら、あらためて団結と覚悟が確認されました。
また札幌での夏の大会に続いて、MLB選手会からヨナス・ベア=ホフマン (OneTeam International代表、MLB選手会・スペシャルアドバイザー)が参加し、改めてMLB選手会が主体となって行っているビジネスと、それがMLB全体に及ぼす効果について説明がなされました
また、今年まで12球団が持ち回りで行い、NPBとしての見直しが検討されていたトライアウトについて、協議の結果、「選手生活を続けるチャンスがある限り、それを支えるのが選手会の存在意義」との考えから、選手会主導でこれを存続させていくことを決議、今後は、その具体的な運営方針を協議してまいります。
<参加選手>
中野、湯浅、村上、小幡、大山(阪神)
會澤、堂林、野間、中﨑、栗林、森下、坂倉、大瀬良(広島)
大貫、桑原、東、伊勢、山本(DeNA)
丸、大城、戸郷、中川(巨人)
清水、木澤、古賀、丸山(ヤクルト)
柳、藤嶋(中日)
若月、山田、頓宮(オリックス)
中村、小島、岩下、安田、佐藤(ロッテ)
周東、坂東、柳町、近藤(ソフトバンク)
田中、村林、早川、鈴木(楽天)
外崎、田村、佐藤、隅田、源田(西武)
松本、淺間(日本ハム)