3月25日セ・リーグ開幕決定についての声明文

日本プロ野球選手会では、昨日発表の3月25日セ・リーグ開幕決定を踏まえ、本日12球団選手会への意見集約を実施。その総意に基づく見解を発表いたしました。

             セ・リーグ3月25日開幕決定についての見解

                                               平成23年3月18日
                                    日本プロ野球選手会 会長 新井貴浩

昨日、NPBがセ・リーグの3月25日開幕を決定したことにつきまして、本日、12球団選手会の意見集約を行いました。
その結果として、選手会の総意としてあらためて、3月25日のセ・リーグ開幕を延期すべきであることを要望いたします。

理由は、今回の未曾有の災害が未だ被害状況全容の把握段階にあることだけでなく、福島県の原子力発電所の災害が進行中であること、特に、東日本で国民的な節電運動が行われている電力事情であるこの時期に一部の球場では5000世帯にあたる電力を消費するというナイター試合を開幕することに大きな疑問を感じるからです。

選手会の要望としては、第一には開幕の延期ですが、上記の理由に鑑み、仮に開幕を強行する場合についても、最低限ナイターの実施については再考し、電力事情や安全面も配慮するデーゲームでの開催等の方法を検討するべきであると考えています。

なお、万一、要望が理解されない場合について、選手たちの間では、開幕する試合に協力するべきでないという意見が多数聞かれました。そのような意味で、上記の要望が全く聞き入れられないという場合には、開幕に協力するかどうかについて、選手会としての意思決定をするための議論を進めなければならないことにもなりかねません。

選手会としては、本来であればNPBとともに一致団結し、いまプロ野球が何をすべきかを共有して、社会に貢献しなければならないこの時期に、要らぬ対立をしたいとは全く思っておりません。選手会も、一日も早く、被災者や社会を勇気づけるために試合をしたいという気持ちは同じです。そのような意味で、NPBにおいても、上記のような点を再考いただけると信じたいと思っております。

開幕発表後は、選手だけでなく、ファンや各省庁から懸念の声も寄せられています。NPBにはこの状況を踏まえた英断をぜひ期待したいと思います。


3月25日セ・リーグ開幕決定についての声明文


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