
森忠仁事務局長(写真右)と加藤諭事務局次長
2025年4月21日(月)、第2回となるファントモMEETINGをウェビナー形式で開催いたしました。
今回は、「日本プロ野球選手会の活動内容」と「プロ野球におけるSNSに関する最近の事象」という2つのトピックについてお伝えし、ファンの皆様と活発な意見交換を行いました。
日本プロ野球選手会の活動内容について
選手の地位向上や球界改革について取り組む「労働組合」と、野球振興や社会貢献など公益的な活動を行う「一般社団法人」の2つの側面から選手会の活動をお伝えしました。
労働組合では、選手の労働環境や各種権利について定期的にヒアリングを行い、不公平や不利益が生じないように新たなルール提案や労使交渉を実施しています。また、災害支援基金「選手会ファンド」の運用や、防災啓発イベントの開催など、選手自身が主体となって取り組む社会貢献活動について紹介いたしました。
一般社団法人としては、野球界の未来を共に描く「ファントモプロジェクト」のほか様々な取り組みを行っており、その一部についてご説明しました。
- セカンドキャリア支援:進路先の選択肢が増え、可能性が広がるような支援策や啓発活動、NPBが発行するOB選手へのインタビュー冊子『NEW BALL』の制作協力
- 次世代育成:全国規模で展開している「キャッチボールクラシック」、児童への野球用具の提供、「ゆうボール」を用いたキャッチボールイベントの実施など
- 選手による社会貢献活動:病児とその家族のための宿泊施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」への訪問、JFAとの連携事業に「夢先生」として登壇、社会課題解決のための情報発信サイト“PLAYER’S PLUS”でのインタビュー等
- メディアとの連動企画:40年続いている『超プロ野球ULTRA』、将棋王決定戦、麻雀交流戦、12球団対抗ゴルフなど
SNSについて
選手への誹謗中傷を含むSNS投稿については、被害の実態に触れたうえで、「選手をひとりにさせない」という基本方針のもと、引き続き、悪質な投稿には厳正に対処する方針などをお伝えしました。また、具体的な対策として、AIを用いたモニタリングシステムの導入等も議論していることを紹介させていただきました。
また、「プレー中の写真のSNS投稿」については、現状のルールに関して、ファンの皆様の意見も踏まえて、緩和に向けて今後もNPB側と協議していきたい旨をお伝えしました。 ウェビナーの最後には、ご参加いただいたファントモ会員の皆さまからの質疑応答を行いました。当日、お時間の都合でお答えできなかったご質問もすべて拝見し、今後の参考とさせていただきます。ご意見・ご質問をお寄せくださり、誠にありがとうございました。
次回「第3回ファントモMEETING」の開催は6月下旬に予定しています。今後とも変わらぬご支援・ご協力を、心よりお願い申し上げます。