会見では、今年、導入するDH制のセ・パ球場での入れ替えが注目され、選手会松原事務局長の挨拶でも「内川選手をはじめ、さまざまな選手から提案があった」と、交流戦活性化に選手たちのアイデアが
事を明かしました。
また交流戦といえば、巨人の1回を除き、パリーグが制覇していること、通算でパの733勝、セの660勝という格差が話題になりますが、その中でも4回優勝のソフトバンクに話題が集まると、長谷川選手は「各チームとは2試合づつ、4試合あたる中で、データがどうこうではなく、ガチンコの力勝負を挑んだから勝てたのでは」とのコメントともに、セを倒すと力強く宣言。
一方、広島の丸選手は「昨年からきわどい試合をものにできている中で、チームがいい雰囲気になってきたいる。あまり先のことは考え過ぎずに、目の前の試合に集中したい」
木村選手は「最近ではビジターの応援も心強い。声援でもうひと押しされている」とコメント。
一方で交流戦については「いい思い出はありません。50イニング無得点とかありました」と弱気。
また選手会が交流戦スタート時から行っている、各チームで対戦してみたい投手や野手を指名する「交流戦ライバル宣言」の企画に絡めては、三上選手が「メジャーの実績に真っ向勝負したい」とアンドリュージョーンズ選手を、長谷川選手はオープン戦でも鋭いスライダーを投げていた広島のエース前田選手を、木村選手は、昨年までのチームメイトであるサファテ選手(ソフトバンク)を指名。個人的な交流のエピソードを明かす中で、セリーグ各バッターから一番指名を受けている則本選手は、中継でつながっている丸選手の名を挙げ、「覚えていないかもしれませんが、高校の時、春のセンバツ出場前の練習試合でボロボロにやられました」とのエピソードに、丸が「まったく思い出せない。ごめん」と謝り、会見場は笑いに包まれるシーンも。
最後に“ウチのチームのここを見てほしい”のアピールに、今宮選手が『守備力』を掲げ、「松田さんとの三遊間、本多さんとの二遊間、ゴロを抜かれない守備を見て欲しい」力強く宣言。長谷川選手は打線、守備も含めた『攻撃力』、則本選手は『もっと熱く』三上選手は『心』とそれぞれのチームスローガンになぞらえたアピールを、木村選手が、熾烈なレギュラー争いから生まれる『競争力』をあげた中で、丸選手が書いたのは『木村選手の守備に着く速さ』。「野球をやる小中学生たちに見習ってほしいですね」の一言に「そういうこと書くなら前もって言ってくれよ。困るんだよ」の応酬で選手インタビューは終了しました。
選手会では、各選手アンケートによる今年も交流戦ライバル宣言を公開中です。
元チームメイト、アマチュア時代のライバル、昔からのあこがれの選手、日本シリーズのリベンジ、顔が似てると追われる、実は自主トレ仲間などさまざまな理由から、チームを越えた選手同士のつながりが見えてくると好評です。
「ライバル宣言」とともに交流戦観戦をお楽しみに。