2004年の球界再編劇を選手会の視点から描いた書籍「勝者も敗者もなく」を原作にした、ドキュメンタリー番組が、NHKで放映されます。
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今から5年前、プロ野球選手会は6月13日の近鉄・オリックスの合併のニュースを発端にした、球界再編のうねりの渦中にありました。
歴史ある球団が、忽然と消滅する異常事態にも、消滅阻止どころか、もうひとつの合併が囁かれるなどの困惑の中で、選手会は、夏の総会を契機に「ファンも選手も球界の一員です」を合言葉に、ミサンガの着用、12球団での署名活動を開始。
その後もファンの支持は獲得するものの、解決の道が閉ざされた膠着状態で迎えた9月。
週末の試合のストライキという最終手段も辞さない覚悟を決めて臨んだ、日本注視の中での大詰めの交渉。そして史上初のストライキ、翌週に迎えた決着。
選手会103日の激闘は「勝者も敗者もなく」(ぴあ刊)という一冊の本にまとめられました。
今回の番組は、この書籍をベースに構成され、再現ドラマ部分と、当時の近鉄選手会長礒部公一選手、古田敦也元選手会長のインタビューなどで構成されています。
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あの日々から5年、毎年70人以上の選手が入団する中で、会を構成する半分近くが、あの年を知らない世代になっています。
その翌年の05年が改革元年と呼ばれたように、それ以降、構造改革やファンコミュニケーションの部分でも各球団が一層の努力を傾け、また選手会とNPBが協力して事にあたるケースも増えるなど大きなターニングポイントになった年でした。
05年に、当時、関わった全選手にインタビューし出版を行ったのも、タイトルに「勝者も敗者もなく」とつけたことも、勝ち負けを争うのは、試合を戦う時の選手だけで、野球に関わる人間同士は、決して勝ち負けを争う存在ではないはずという思いからです。
立場が違えど、野球を愛する人間が集まっているはずの中で“誰もやりたくなかったストライキ”がどうして起きてしまったのか。それを考えることも、今、この番組が放映される意義ではないかと感じます。
オンエアは、8月18日(火)22時から、NHK総合テレビにて。
放映日に向けて、撮影エピソードなども、順次ご紹介していきます。
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