客3 よろしくお願いします。ヤクルトスワローズと日本ハムファイターズのファンです。本当です。
岩本 宝くじより高い確率やな。
会場 爆笑
客3 私が思いますのは、シーズンシートの存在です。シーズンシートは確かにいい場所ですよね。正直な話、一般のお客がフラリと今日は野球を見に行こうかといった場合に、絶対に入れないようないい場所。みなさん、ご存じだと思いますけど。もちろん、シーズンシートの存在は必要だと思いますし、法人で購入されている場合もあると思うんですけど。個人で本当に野球が好きで、シーズンシートを購入されている方は全体のシーズンシートの何%なのか、疑問に思っておりまして。本当に個人で購入されている方もいらっしゃると思うんですけど、あれはひとシーズン30万円ぐらいしますよね、内野だと。それにひとりで行く方は滅多にいないと思うんで。もし私が「よし、来年はヤクルトスワローズ、日本ハムファイターズの試合を全部見たろ」と思った時に、ふたりで60万円。果たして今、それだけのお金を個人で出して見にいく方がいるだろうか。正直な話、一部の特定の球団を除きまして、ヤクルトスワローズや日本ハムファイターズのシーズンシートは空いているんですよね。まあ、特定のカードの場合は埋まるんでしょうけど。私が印象に残ったのが、今シーズン私もたまに知り合いからシーズンシートが手に入った時に行くぐらいなんですけど、一般の人たちが内野で座って試合を見る場合には、限りなく外野に近いところの内野席しか、一般販売されていない。お父さんに連れられてきたあるこどもが、神宮球場でも東京ドームでも、同じような声を聞いたんですけど、たぶんその子は初めてか2度目に来たかと思うんですけど、「お父さん、テレビのほうがよく見えるね」って。そりゃあ、そうですよね。限りなく外野に近い内野席に来たら。古田さんのナイスプレイ、岩本さんのナイスピッチングが見られると思ったら、テレビの映像を念頭に置いて、来たと思うんですよ。それが、「お父さん、何か遠いところでやってて、テレビのほうがよく見えるね」って。せっかく連れてきたお父さんが、何も答えられないような何ともがっかりした顔をしていたのがひとつと。これはやむを得ないことだと思うんですけど、試合前に投げ込むサインボールですとか、ホームランを打った時に選手が投げるぬいぐるみ、「あのへんのグラウンドに近い人たちばっかり取っていいね。こっち、全然来ないね」。きっとあの子は、今後お父さんに野球に連れて行ってと言うだろうか。あるいは結婚して、独立して家族に野球を見に行こうって言うだろうか、疑問に思いまして。シーズンシートそのものの存在を否定するわけではないですけれども、あれをもう少し機能させて、本当に野球が好きで個人で買っている人の確率は低いと思われますし、あのへんを何とか。これだけ機械が発達しているわけですから、シーズンシートを持っている方で、当日来る、来ないがわかったら、一般の人たちにもっといい席に来させるとか。そういうことは、このIT社会において、できないことはないと思うんですけど。ちょっと話が長くなってしまったんですけど、「お父さん、テレビのほうがよく見えるね」というひと言が印象に残りまして、ちょっとまとまりがないんですが、問題提起といいますか、言わせていただきたいと思います。
青島 岩本選手のほうから話がありましたけれども、営業の人が来て会場をパーッと見回して何万人という時に、お客さんがいなくても売れているシーズンシートに関してはカウントに入っているんですよね。
岩本 そうです。
青島 実際に見えている数より、多く数えられることはありますよね。
玉木 ドジャー・スタジアムはやっています。あそこは、1階2階全てシーズンシートなんです。それで一応収入は確保しといて、来られない場合は電話をすると他の人に売ってくれて、本人にお金を返すというシステムです。だから、できるんじゃないですかね。
青島 そうやって、できるだけいい場所で野球を見たいんだというファンの方がいらっしゃるというふうに私には聞こえてまいります。あっという間に、終わらなければいけない時間になってしまいました。まあ、やっているラジオのなかで、ファックスをいただきまして、お子さんと野球を見に行った時に、お父さんがこどもさんに一緒にトイレに行こうやと言ったら、こどもさんは行きたくないと断った。お父さんがなぜだかと聞くと、「試合をやっている最中、もしこの席にファールボールが飛んできたら、取り損なうかもしれない。だから、野球に行ったら絶対に席を離れたくないんだ」という話をいただきました。今の話も、この話と同じ香りのするような気がします。もっとおもしろい野球を見せてくれ、もっと野球場に行きたいんだというファンの方々がいらっしゃるなかで、やはりこういった会をドンドン開いていただいて、ファンのみなさまの声は、なんとか選手会のみなさんには形にしていただきたいと思いますし、選手会のみなさんたちも、自分たちがより良いプレイをするために、問題の解決に向かっていってほしいと思います。本当に時間がなくなってまいりました。本当はパネラーの方々におひとりずつ、まとめのご挨拶をいただこうと思っていたんですが、会場の都合がございます。
岩本 すみません、これだけは言わせてください。あのね、日本のプロ野球は、この話のなかだけで終わってしまうと、ダメな組織でやっているかと思いがちですけど、そうではないんですよ。先輩方が築き上げてくれた文化としての日本のプロ野球というものがありますし、確かに先進国のアメリカのいいところはチョイスしながら、日本のプロ野球に取り入れようと頑張っていますけど、日本のプロ野球も十分いいところを持っていますから。ぜひ、低迷しているからといって、もうそろそろ人気も終わりなんて言わず、これからもどんどん応援していただきたいと思います。これは、選手会からお願いです。
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青島 最後、古田会長からお願いします。
古田 はい。パネラーのみなさん、どうもありがとうございました。本当に様々な意見をいただきまして、我々も活動しているんですけど、何とかそういう声を反映して、実現できるように、体を張って頑張っていきたいと思います。そのためには、みなさんの声、ファンの声というのが大切になってきますので、これからもぜひ応援をしていただきたいと思います。プロ野球、どうぞよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。
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青島 それでは改めて、今日のパネラーの方々をもう一度ご紹介させていただきたいと思います。キャスターの鳥越俊太郎さん、スポーツジャーナリストの玉木正之さん、スポーツライターの金子達仁さん、メジャーリーガーの小宮山悟さんです。それから、日本ハムファイターズ選手会会長・岩本勉選手、日本プロ野球選手会会長・古田敦也選手。ちょっとなかなかうまくいきませんでしたが、司会は青島健太でお送りしました。本日は本当にありがとうございました。
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