選手会のファンコミュニケーション理念

12球団の枠組みを超えた13番目のチームとして数々のユニークな活動を行っています。

【書籍】2004年球界再編ドラマの記録「勝者も敗者もなく」 2004年プロ野球選手会の103日

2004年、近鉄・オリックスの合併問題からはじまった球界再編問題。迷いと不安の中で、何を守り、どう行動するべきかを手探りで見つけだし、多くの人々からの声を、勇気に変えていった夏。臨時総会での選手決議、ミサンガに託した思い、署名運動を経て、迎えた9月。度重なる交渉の中で、どうしても埋めきれることの出来なかった溝。そして苦渋の決断としての、球界史上初のストライキ。
翌年の05年は改革元年として、選手会とNPBによる構造改革協議会も発足。新規参入球団も迎え、新しい一歩を踏み出しましたが、その一方で、選手たちは、“試合を見せることのできない日をつくってしまった”ことの重みを今も忘れてはいないことも事実です。
選手会では、昨年の一連の行動の記録を、風化しないうちに残すべきとの声から、出版企画に取り組みました。それがこの『勝者も敗者もなく ~2004 プロ野球選手会の103日』です。
事務局の資料、映像記録や、古田会長、礒部(近鉄)、三輪(オリックス)ら12球団各選手会長、ストライキを決断した交渉に出席の全選手など、選手・関係者インタビューを総力を挙げて敢行。
選手会の立場からの球界再編劇の記録というべき内容になっています。
皆様も機会があれば、あの日々の記録から何かを感じていただけたら幸いです。

タイトル

「勝者も敗者もなく」 日本プロ野球選手会著 監修 松原徹 山崎祥之

編  者

ぴあ株式会社

発  行

2004年9月3日

価  格

¥1,980(税込)

同  書(帯より)

性急な再編劇、虚ろな交渉、埋まらない溝、史上初のストライキ突入、そして信頼の萌芽 近鉄・オリックス合併報道から、終結まで、彼らは何を考え、どう動いたのか。選手会事務局、古田選手会長、礒部、三輪ら率いる12球団選手会それぞれのドラマを、インタビュー、記録映像、資料をもとに総括した迫真のノンフィクション。

目  次

プロローグ 2004年9月17日/第1章 2004年6月衝撃/第2章 2004年7月手探り/第3章 2004年7月行動/第4章 2004年8月祈り/第5章 2004年9月総意/第6章 2004年9月決断/第7章 2004年9月終結/エピローグ 2005年1月25日

出版社/著者からの内容紹介

勝ち負けの問題ではなかった 求めたのはただひとつプロ野球の”あるべき未来”性急な再編劇、虚ろな交渉、埋まらない溝、史上初のストライキ突入、そして信頼の萌芽近鉄・オリックス合併報道から、終結まで、彼らは何を考え、どう動いたのか。選手会事務局、古田選手会長、礒部、三輪ら率いる12球団選手会それぞれのドラマを、インタビュー、記録映像、資料をもとに総括した迫真のノンフィクション!!「プロ野球」を真摯に捕え、考え、背負う男たちの熱い想いを是非あなたにも知ってほしい!届いてほしい!プロ野球ファンに捧げる、どっしりと重たい「真実」の記録!ファン必読です!!