キャンプレポート

 今年の各球団選手会長は、移籍の帆足に代わった栗山(埼玉西武)をはじめ、武内(東京ヤクルト)、関本(阪神)、吉見(中日)、東出(広島)、鶴岡(北海道日本ハム)、大松(千葉ロッテ)、鈴木(オリックス)、本多(ソフトバンク)ら選手会長の顔ぶれが変わったチームが多いシーズンとなりました。こうしたリーダーとも活動方針の確認や意思統一を図っていくのも大事な仕事となります。

 議題も多岐にわたるテーマが設定されており、WBCの問題については、従来通りFIFAのような国際協会ではなく実質的にMLBが主催していること、日韓と対照的にアメリカはフルメンバー参加と言えないこと。スポンサーは日本企業に大きく依存する一方で、収益構造では日本は優勝賞金でやっと大会参加費を回収できるといういびつな構造のうえ、世界のスポーツ大会でも例をみない、参加国代表チームの独自のマーケティング権などを大会主催者自体が奪っている構造という問題点。そしてNPBが代表スポンサー等の権利を確保しないまま参加し続けると、日本野球界全体の発展に大きなマイナスであり、現状では参加したくても参加できないの意見が過去の大会で多数を占めたことなどを報告、この問題点をあらためて選手と確認していきます。


 ミーティングには、正規会員ではない育成選手も含めた全日本人選手会員が集います。もちろん育成でも、いずれ昇格がタイミングがあることや、育成期間にも何かの事情で手を差し伸べるべき事態があるかも知れないためです。


 選手会ミーティング前には外国人選手との顔合わせも行います。在籍年数がまちまちで加入の恩恵を得にくいため、現在外国人は選手会の正会員ではありませんが、選手雇用トラブル等があった場合には個別にサポートを行っているためです。以前、ある外国人選手がキャンプシーズンにパリーグの2チームと二重契約状態となり、双方が保留権を主張する中、当事者に非があるかどうかも不明な状態で出場停止等のペナルティが発表されるなどのトラブルに巻き込まれました。この時は選手側の事実関係も尊重し、事態収拾に動きましたが、選手を孤独にしないための役割を果たしていることをキャンプ時期に伝えておくことも重要な機会としています。

次回は、阪神と広島のキャンプレポートです!


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