選手会 交流戦ライバル宣言にみる今カードの見どころ (1)

選手会では、交流戦の独自企画として、選手アンケートに基づく「ライバル宣言‘10」を本年度も実施。交流戦で対決するチームそれぞれから、基本的には打者は投手、投手は打者をその理由やメッセージとともに指名するもので「高校時代のライバル」「憧れの選手」「日本シリーズの借りを返す」あるいは移籍選手が「元チームメイトの先輩に成長した姿を」など、その選手ならではの因縁や、人間関係が見えてくるとファンの皆さんには好評です。今回は最初のカードからその見どころを紹介します。


●巨人―西武

一昨年の日本シリーズの熱戦の記憶も残るこのカード。巨人投手陣からのライバル指名が多いのはスラッガーのおかわり中村。「ホームランをたくさん打つから」というそのまんまの理由の東野や、金刃、「日本シリーズでホームラン打たれた」というリベンジに燃える西村らが指名します。また内海は「社会人時代(東京ガス)のチームメイト」の片岡を指名。
「対戦が楽しいから」(藤井)などを理由に中島の指名も目立ちます。打者では涌井と雄星そして「カーブがいいから」(大道)「同じ年だから」(長野)と岸も人気。ちなみにルーキー長野は、岸と2日しか誕生日が違わないんですね。また小笠原は「もう一度対戦したい」と古巣に復帰の工藤の名を挙げます。一方西武投手陣は、帆足、藤田らが坂本を指名、大沼は「最強バッター」のラミレスの名を挙げる中、エース涌井は「チェンジアップを打ってみたい」と打者としてグライシンガーを指名。実現が難しそうで残念です。
打者では、中村は「あまり打ったことがない」と内海を指名。もちろん内海が指名した片岡からも指名を受けています。栗山は「対戦が少ないが打ったことがある」山口を指名。
佐藤友は日本シリーズで打てなかったクルーンへの再挑戦を望んでいます。


●ヤクルト―オリックス

ヤクルト投手で目立つのがやはりカブレラの指名。「パワーが凄いから力づくで抑えたい」(由規)
同じく外国人では、石川がラロッカを指名。「元チームメイトだから」(石川)そういえばそうでした。変わったところでは赤田を指名する館山。「1年目にファームで対戦した時に、サイドスローでも生きていける、と感じた勝負があった」そうです。その他では村中をはじめT−岡田の指名も目につきます。打者では武内が香月を指名。平成12年夏の大会で智弁和歌山の武内が福岡・柳川の香月からホームランを打っており再戦を期待しています。藤本は元阪神のチームメイトの吉野を、飯原は「ストレートが速い」金子を、森岡は「自主トレではお世話になりました」と岸田&平野を指名します。オリックスでは投手陣からは大久保、香月、岸田をはじめ青木の指名が目立ちます。また木佐貫、加藤は同世代の吉本を、金子は打者転向の高井に注目、近藤は「野球をものすごく知っている人だと思うので」と宮本に挑戦状です。打者では大引が「対戦して楽しかった」と元同僚のユウキを、塩崎は熊本の後輩の松岡を、またイムには日高、一輝、下山、T-岡田が打ってみたい投手として名を挙げてます。


●横浜―ロッテ

ベイサイド対決をホームで行う横浜投手陣で、このカードを一番楽しみにしているのが「公式戦初対決を楽しみたい」清水。去年までロッテの選手会長でした。三浦は金との対決を、寺原は「ダイエー時代お世話になった」井口との対戦を心待ちに。桑原はかつてホームランを打たれたサブローからの奪三振を誓っています。打者では村田が、東福岡高校の後輩伊藤に「頑張って投げろよ」のエールとともに指名。稲田は駒沢大学後輩の服部を、石川は横浜高校の先輩成瀬を指名しています。ロッテでは投手は大嶺や小野、唐川、渡辺俊らが元チームメイトの橋本を指名。また小林、上野、伊藤、秋親が村田を、薮田、大谷らは内川を指名。また移籍の川越は、オリックス時代の後輩早川に真っ向勝負の宣言です。打者ではサブロー、西岡、大松など当然のことながら清水を指名。的場は明治大学の同級生の木塚を、根元は「ファームで抑えられまくった」牛田にリベンジを誓います。


●中日―ソフトバンク

中日投手では、吉見が同じ年の本多を指名。山井は元中日の同期入団の田上を指名します。打者では井端が「左投手ナンバー1」の杉内を指名。選手会長森野は和田を、ルーキー大島は、東都でよく対戦した大場、荒木は「ファームの時からよく対戦した」水田を指名。
「ゴルフで負けたので野球で勝つ」とメッセージを送っています。
ソフトバンクの投手では和田が、同姓対決で和田を指名。注目です。馬原、久米、甲藤、藤岡ら多くの投手がブランコとの勝負を熱望しています。打者では小久保が「プロ入りしてヒットを打ったことがない」と岩瀬を指名。川崎は「同じ年として負けない」と朝倉を指名。メッセージ欄には、鹿児島弁でチェスト!と気合を入れています。


●阪神―日本ハム

阪神投手では上園は高校の先輩田中を指名。稲葉には「法政大学の偉大な先輩」が理由の安藤の他、下柳、久保田、久保らが指名。福原は「小中高と一緒に野球をしていた」二岡に宣言。対決を見たいものです。打者では城島や関本が多田野のスローボールに注目。矢野は同じ年の木田と「勝負してみたい」。その他は、やはりダルビッシュのオンパレード。ちなみに金本が理由にあげるのは「オフに僕のトレーニングを見学に来たから」。日ハム投手に目を転じるとダルビッシュも「お世話になった」と金本を指名。建山も「チャンスでよく当たる」と金本を指名しつつ「できれば勝負を避けたい」と少し弱気のメッセージ。武田久、増井は駒大の先輩新井を指名しています。打者ではほとんどが「あのストレートを見てみたい」と藤川を指名。金子は元同僚金村との初対戦に期待しています。


●広島―楽天

好調の前田健は、PLの先輩平石を指名。復帰の高橋健は40代対決として山崎を指名。篠田は日大時代、東都で対決した国学院出身の聖澤を「全力で抑えに行く」と宣言。同じく国学院の梅津は、大学の後輩嶋の指名に「嶋がキャッチャーだったからプロに行けたと本当に感謝」のメッセージを添えています。打者では「落差のある変化球」に注目する赤松や小窪、栗原、嶋らが田中に注目、天谷は同期生の朝井にエールを送ります。楽天投手では、「WBCのチームメイト」を理由とする田中をはじめ、岩隈、有銘、長谷部らが4番栗原を、東洋大出身の永井は、青学大時代で対戦経験のある小窪を指名します。打者では高須、草野らが大竹の名を挙げていますが、交流戦での復帰を期待したいものです。また宮出は長谷川を、憲史は横山を、同期対決として名を挙げています。


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